2011年8月13日土曜日

被災地障がい児者支援ボランティア活動の報告(8)

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カドです。
8/9~8/12にお世話になりました。

白石市「みのり園」、「とも」でのACTYとのライブペインティングや、
名取市の「るばーと」、利府町「さわおとの森」、亘理町「いちごっこ」「高屋児童クラブ」にて
ワークショップをやらせていただきました。

私は絵描きなのですが、
今回、絵描きとして参加すべき時期なのか、とても悩みました。
現地では絵を描いている状態ではないのではないか、直接的な支援とならないのではないか、考えたからです。

現地に到着早々に、仮設住宅を訪ねたり、被災地で飲食店を開いている方のお話を聞かせていただきました。
震災後5ヶ月という時間がわずかでも被災地に住む方達の時間を未来へ進め始めたのか、
とても優しい笑顔、おおらかな笑い声、前に進んでいこうという強さを感じ取ることができました。

テレビやインターネットから得られる情報や映像では決して知る事ができなかった「そこに住む人々」の生の声を
聞き、ふれあうことで、真実は瓦礫の中にだけあるのではない事を知りました。

復旧復興という長い時間を要する大きな意味での未来に気持ちを向けるには、
震災後5ヶ月経っても一向に進まないのろまな日常の中で、「今日を明日に繋いでいく」という
「今」が必要なのだと思います。

結果、今回、僕はたくさんの人達と一緒に絵を描きました。
キャンバスに描かれた絵は、遠い未来ではなくクレヨンを手にした人たちの「今」です。
完成した「今」という絵を見つめる人たちの心に、わずかでも「未来」が生まれたのではないかと思っています。

一緒に絵を描いてくれた皆さん
どうもありがとう


日中のそれぞれの活動を終え、あけぼの園に戻ってくる陽気な有志たちとの語らいも大きな喜びとなりました。
ここにも1つ、それぞれの「今」と、大きな「未来」がありました。
それぞれがそれぞれの思いや志を持ちより、何かの縁でここで出会えた事を誇りに思います。


悲しい時間、うちひしがれた時間は「もう二度と」という気持ちを生み、
楽しい時間、おだやかな時間は「またいつか」という気持ちを生むのだと思います。

出会った皆さん

またいつか!


keep smiling
KADO

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