2011年8月13日土曜日

被災地障がい児者支援ボランティア活動の報告(9)

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8/8~12参加のOTいしわりです。

<お世話になったみなさまへ>
 元気な笑顔と笑い声に囲まれ、豊かな時間を共有することができました。
 企画・運営に奔走され、宿泊環境を整備して下さった先生方、
 毎日長距離運転し安全に活動場所まで連れて行ってくださる今泉先生、
 長距離を運転してくださった先生方、本当にありがとうございました。
 素敵な絵をたくさん描いてくださるKADOさん、
 みなさんに出会えたことは、私にとって夏休みのご褒美でした。


<活動内容>
・気仙沼音楽イベント:楽器作り補助、設営のお手伝い。
・通所(わのみ)・児童デイ(さわおとの森):各活動のお手伝い。OT相談。
・通所(るばーと):健診中の待機者の見守り。

<これからボランティアへ行く方へ>
・各通所のお手伝いは、活動当日に職員の方が各所へ割り振って下さいます。
 外出する活動も多いので、帽子、タオル、サンダルがあるとよいです。
・貴重品の管理は、宿泊施設の施錠可能な部屋に置いていくor自己管理です。
 各活動場所で、職員室の脇に荷物をかためて置くスタイルです。
・熱中症対策が必要です。水分と塩分の摂取、無理しないことは大切です。
・移動時の車窓から観音様が拝めます。
・ゆっぽの「けんちんうー麺」は日によって当たりハズレがあります
 (ハズレました…)。

<感想、私見>
 同じ被災地域内で各町・人の被災程度により見えない壁があることを知り、
 それぞれの立場でできることを考え、頑張っている「力強さ」を感じました。

 もし自分が被災してたら…何もかも失って一人になってしまったらと考えると
 私は「もう頑張れないと思う」という思いが強くあります。
 4月に訪れたとき、
 咲き誇る花々と対照的な無残な景色に胸を締め付けられました。
 物理的に少しずつ整理されてはいるものの、瓦礫の中でぴかぴかの墓石が増え、
 ラジオから行方不明家族の死亡認定のお知らせが流れる日常からは
 今もまだ何も変わっていないんだと感じました。

 これまで個人的に医療・教育関連の災害に関する論文を読みました。
 専門職(医師、看護師、各種コメディカル、教諭、保育士など)によって
 書かれた論文は、大きく3つに分けられる印象を受けます。
  ①初期対応の難しさ
  ②時期によって異なる必要な支援
  ③長期避難生活の支援の大切さ(孤独死の防止/自殺増加)

 これからは、③がとても大切ではないかと考えています。
 活動するにあたり様々なバイアスがあり、支援の難しさも感じますが、
 自分にできる範囲で、支援を続けていけたらといいなと思います。

 長々と読んで頂きありがとうございました。
 またいつかみなさんに会える日を楽しみにしています。
 お体を大切に、ご活躍をお祈りしています。
 ありがとうございました。

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